弁護士に相続問題を依頼する場合には費用がかかります。昔は、弁護士会が報酬基準を定めており、弁護士はこれに従っていました。しかし、2004年には、各弁護士事務所が報酬をいくらにするのか自由に決めていいとなったので、依頼先により弁護士費用が違ってくるのが現状です。
現在の弁護士事務所は、主に着手金・報酬金方式とタイムチャージ方式の2つがあります。報酬金方式は、弁護士のファイトマネーの着手金と対応により依頼者益を得たお礼の報酬金を支払うというものです。タイムチャージ方式の場合、弁護士に動いて貰った時間に比例して費用を支払います。
どちらがいいのかは、正直判断しいくいです。一般的には、処理をするのに多くの時間がかかる場合は着手金・報酬金方式の方が、経済的にいいとされています。着手金・報酬金方式を採用している弁護士事務所が多いので、探しやすいのも魅力。
タイムチャージ方式の場合は、1時間で3~5万程度が相場となるので、相談時間が長いと100万を超えてしまうことは珍しくありません。相談者の得られる利益額によっては赤字になることもあります。ただ、報酬金方式の場合では対応してくれないような柔軟な対応が期待できるでしょう。