税理士に相続を依頼した方が良いケース
先日親戚が逝去し、大阪で静かに家族葬を終えてから相続について遺族で相談しました。その際、相続について税理士に相談した方がいいのではないか?という結論に至りました。
ビットコインやリップルなどの仮想通貨を相続する場合です。
仮想通貨の税関連は非常に複雑です。例えばビットコイン取引所に多額の財産が残されている状態で、被相続人が亡くなり、相続人が取引所のID、パスワードを知らない場合どうなるかご存知ですか?財産は存在しますがその財産を相続人が取得できず分けられない状態です。
役所のある意見です。相続人がパスワードを知る知らないに関わらず、相続税が課税されるべきとの国会答弁がありました。一方、ある税理士によると、相続人が仮想通貨取引所からビットコインを引き出せない状態では、財産の取得と見なされず一方的に相続税が課税されるのはおかしいという意見もあります。
仮想通貨の法整備はまだ不完全です。したがって仮想通貨の財産があり、相続でトラブルになりそうと感じたら税理士に相談し、必要なら依頼するのがベストです。IT関連に強い税理士に相続税を任せれば、トラブルなく相続問題を解決しやすいでしょう。
この事例は、法が整っていない状況が不利になる場合です。法整備が整っていない事で得られる節税対策を税理士は知っているかもしれません。仮想通貨を取引していて相続が気になる方は、事前に依頼する税理士を調べておくと良いです。その前に被相続人のID、パスワードをちゃんと確認しておく事も忘れずに。